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J-GLOBAL ID:201002225569550976   整理番号:10A0112657

二次元三角格子反強磁性体NiGa2S4及び関連化合物における新しい幾何学的フラストレーション効果

Novel Geometrical Frustration Effects in the Two-Dimensional Triangular-Lattice Antiferromagnet NiGa2S4 and Related Compounds
著者 (3件):
資料名:
巻: 79  号:ページ: 011003.1-011003.16  発行年: 2010年01月15日 
JST資料番号: G0509A  ISSN: 0031-9015  CODEN: JUPSA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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幾何学的フラストレーションは通常の磁気長距離規則度を抑制し,恐らくベクトルスピンやスピン四重極モーメントのようなスピン双極子モーメントよりも高次の自由度に関連した新しい種類の秩序を促進するする可能性がある。ベクトルスピンキラリティーに起因するこのような現象を概説した後,層状カルコゲン化物Mott絶縁体NiGa2S4及び関連化合物における二次元フラストレート磁性に注目した。NiGa2S4は厳密な規則的三角格子上でS=1を持つ二次元反強磁性体の稀な例である。高純度のNiGa2S4試料を用いた広範な研究から,Ni2+S=1 Heisenbergスピンが磁気長距離規則度を形成せずにT*=8.5Kで共鳴臨界減速を示し,粘性スピン液体状態を示唆することを明らかにした。臨界スピン揺らぎ領域はT*の上下の温度でほぼ一桁にわたり広がる。T*の十分下でも,スピン-スピン相関は(1/6,1/6,0)に近い不整合波数ベクトルで近距離を維持し,これは2a周期で120°相関に対応する。しかし興味深いことに,二次元線形分散磁気モードと準静的スピン成分が低温で存在する。スピン四重極ネマチック相関,C3結合秩序,ベクトルスピンキラリティーに起因するZ2磁束に関連したトポロジカル相転移を含め,関連する可能な筋書きを解説した。(翻訳著者抄録)
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磁性材料 
引用文献 (75件):
  • RAMIREZ, A. Handbook of Magnetic Materials. 2001, 13
  • COLLINS, M. F. Can. J. Phys. 1997, 75, 605
  • MISGUICH, G. Two-Dimensional Quantum Antiferromagnets. 2004
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  • SINDZINGRE, P. Phys. Rev. Lett. 2000, 84, 2953
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