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J-GLOBAL ID：201002225713120957   整理番号：10A0684182

G蛋白質共役受容体はナノ粒子結合および細胞取込みのロジックゲートとして機能する

G protein-coupled receptors function as logic gates for nanoparticle binding and cell uptake

著者 (11件)： HILD Wolfgang (Univ. Regensburg, Regensburg, DEU) ,  POLLINGER Klaus (Univ. Regensburg, Regensburg, DEU) ,  CAPORALE Andrea (Univ. Regensburg, Regensburg, DEU) ,  CABRELE Chiara (Ruhr-Univ. Bochum, Bochum, DEU) ,  KELLER Max (Univ. Regensburg, Regensburg, DEU) ,  PLUYM Nicola (Univ. Regensburg, Regensburg, DEU) ,  BUSCHAUER Armin (Univ. Regensburg, Regensburg, DEU) ,  RACHEL Reinhard (Univ. Regensburg, Regensburg, DEU) ,  TESSMAR Joerg (Univ. Regensburg, Regensburg, DEU) ,  BREUNIG Miriam (Univ. Regensburg, Regensburg, DEU) ,  GOEPFERICH Achim (Univ. Regensburg, Regensburg, DEU)
資料名： Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America  (Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)
巻： 107  号： 23  ページ： 10667-10672  発行年： 2010年06月08日 
JST資料番号： D0387A  ISSN： 0027-8424  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ナノ粒子の特定組織への選択的送達はドラッグデリバリーなどへの応用が期待されるが,現在のところ細胞表面の蛋白質や受容体へのバイオ標識としての利用に留まり,ナノ粒子を細胞表面あるいは細胞内部へ選択的に送達するための手法に関しては開発が待たれる状況である。そこで著者らはナノ粒子の細胞内取込みを決定すると思われる「分子スイッチ」の特定を試みた。まずナノ粒子表面にアゴニストを固定することでナノ粒子の細胞取込みが可能となり,逆にアンタゴニストを固定することでナノ粒子の細胞表面への付着が決定されるとの仮説を立てた。仮説の検証にはヒト神経ペプチドY1受容体を発現するMCF-7細胞を用いた。高度な組織選択性を呈し,かつ受容体としては大型なG蛋白質共役受容体がナノ粒子細胞取込みの一助となるか検討したところ,ナノ粒子の細胞内取込みの是非は単にナノ粒子表面のリガンド修飾によって決定されることが示唆された。

シソーラス用語： *ドラッグデリバリーシステム ,  ヒト ,  *ナノ粒子 ,  *膜受容体 ,  *インターナリゼーション ,  情報伝達受容体 ,  量子ドット ,  ターゲティング ,  MCF7細胞 ,  細胞内輸送
準シソーラス用語： G蛋白質共役受容体 ,  神経ペプチドY受容体 ,  神経ペプチドY1受容体

分類 (2件)： 研究開発  (GU01040N) ,  細胞生理一般  (EF02010S)

タイトルに関連する用語 (5件)： G蛋白質共役受容体 ,  ナノ粒子 ,  細胞 ,  取込み ,  ロジックゲート