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J-GLOBAL ID:201002225825066637   整理番号:10A0083032

PI3K阻害はプロテアソーム活性に影響することなくユビキチン化プレセニリン1の蓄積を引き起こす

PI3K inhibition causes the accumulation of ubiquitinated presenilin 1 without affecting the proteasome activity
著者 (8件):
資料名:
巻: 391  号:ページ: 1240-1245  発行年: 2010年01月08日 
JST資料番号: B0118A  ISSN: 0006-291X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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γセクレターゼはプレセニリン1(PS1),ニカストリン,pen-2,aph-1からなる酵素複合体で,種々のタイプI膜蛋白質の膜内切断に反応する。各成分のレベルはプロテアソーム分解を介して細胞内で厳密に制御されている。一方,PS1/γセクレターゼはホスファチジルイノシトール-3キナーゼ/Akt(PI3K/Akt)経路の活性化に関与することが以前に報告されている。PI3KはAlzheimer病(AD)で阻害されるが,PS1/γセクレターゼの代謝に対するPI3K阻害の影響は明らかになっていない。ここで著者らは,ニューロンのPI3K阻害剤処理が,その分解阻害効果をとおしてPS1/γセクレターゼ成分のレベルの増加をもたらすことを証明した。さらに,PI3K阻害はPS1のユビキチン化を促進した。著者らはさらに,PI3K阻害後のPS1ユビキチン化がポリユビキチン化の代わりに多モノユビキチン化によって代表されるという証拠を示した。従って,PI3K阻害剤による細胞処理はプロテアソーム阻害後に見られるものとは異なるPS1の細胞内再分布をもたらした。これらの結果は,PI3K阻害がPS1の多モノユビキチン化を惹起し,プロテアソーム経路によるPS1/γセクレターゼの分解を防止することを示唆する。PS1/γセクレターゼはAβ蛋白質の産生に深く関与するから,その代謝に関するより深い知識はAD病因のさらなる解明に寄与すると考えられる。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
生物学的機能  ,  神経の基礎医学 

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