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J-GLOBAL ID:201002225825442230   整理番号:10A0578131

コントロールルームに対する製図板から-石油精製産業におけるリアルタイム生物学的廃水処理制御を最適化するための生物動力学的モデリングツールの展開-

From the Drawing Board to the Control Room
著者 (2件):
資料名:
巻: 42  号:ページ: 27-32  発行年: 2010年04月 
JST資料番号: E0634A  ISSN: 0032-3640  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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石油精製産業の廃水処理プロセスは,分解困難な芳香族(PNA,PAHなど),硝酸化作用阻害物質,個々の精製工程からの種々の流入物質などによる特有の複雑な環境下にある。操業条件もつねに定常状態とは限らず,種々の条件変動に応じて,ダイナミックな制御,緊急避難的な対策などが要求され,その分広範囲の汚染負荷を抱えている。最大の課題は,いかに最適に産業廃水を生物学的に処理制御するかであり,それには活性汚泥処理による生物動力学モデルの作成が必要である。モデル手法として,F:M法(Food-to-Mass:摂取食物と摂取者体重の比,ここでは基質(流入物)と有機生物の比)とMCRT法(mean cell retention(または residence) time:平均セル滞留時間)を比較した結果,流入スラッジの多様性,生物的毒性,阻害性物質の流入量変化などの現実条件を考慮して,MCRT法を採用した。モデルの狙いは,活性汚泥を効率的に制御してプラントの費用対効果を高めることである。廃水流入物質の量やその時間的変動など膨大な変数をパラメータ化し,生物動力学的,生物代謝反応的に系の微生物増殖をシミュレートするモデルを構築した。このモデルをオンラインベンチスケールのシミュレータとして使用し,実処理との精度比較,予測可能性の検証などを通して,モデルのフィッティングを実施した。特に予測可能性にとって重要な微生物増殖速度は,計算機による線形回帰分析により算定した。本モデルを用いて,実際に米国の石油精製産業で事例研究した結果,操業条件の変更により,最大有機物負荷処理能力が約2倍になること,バイオマス生産量が30%近く向上することなどの顕著な成果が得られた。
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分類 (2件):
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産業廃水処理  ,  下水,廃水の生物学的処理 
タイトルに関連する用語 (11件):
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