抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
カーボンフットプリントの国際動向について,取組みが活発な国を中心にその動向,その他標準化の動きなどを解説した。英国は他国にさきがけ,いちはやく政府主導でカーボンフットプリント評価手法開発を進めた。その実施主体はカーボントラスト社である。ドイツは1978年にタイプI型環境ラベルのブルーエンジェルラベルを導入した。また,2009年12月に環境省が「製品カーボンフットプリントメモランダム」を発表してカーボンフットプリント算定の実践的な推奨ルールを示した。スウェーデンでは環境管理評議会が既存のタイプIII型環境宣言プログラムに基づいた,温室効果ガスのみを開示する「気候宣言」を公開している。フランスでは民間の取組みが活発であり,ある大手小売業者は商品パッケージへの表示と合わせてウェブページにライフサイクルのステージ毎の詳細情報を公開している。韓国では既存のタイプIII環境宣言に基づきカーボンフットプリントラベル制度を運用している。この他,スイス,タイ,中国,ニュージーランド,カナダ,アメリカ等でもカーボンフットプリントの評価法や表示制度の開発や導入が検討されている。