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J-GLOBAL ID：201002225853499026   整理番号：10A0153249

X線回折・散漫散乱による強磁性希土類化合物における電荷密度波の発生と消滅の観測

Observation of the appearance and disappearance of a charge-density-wave in a ferromagnetic rare-earth compound by x-ray diffraction and diffuse scattering

著者 (1件)： 下村晋 (慶応大 理工)
資料名： 放射光  (日本放射光学会誌)
巻： 23  号： 1  ページ： 20-25  発行年： 2010年01月30日 
JST資料番号： L0956A  ISSN： 0914-9287  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 希土類金属間化合物SmNiC₂について放射光を用いた単結晶X線回折・散漫散乱実験をおこなった。電気抵抗の異常が現れる148K以下で衛星反射が発生し,さらに強磁性転移温度で電気抵抗の不連続な減少と同時に衛星反射が消えることを見いだした。以上の結果は,発生した電荷密度波が強磁性秩序と同時に消滅するとして理解できる。SmNiC₂と類縁物質を対象とした今後の研究課題について触れる。(著者抄録)

シソーラス用語： *強磁性体 ,  *電荷密度波 ,  *X線回折 ,  *X線散漫散乱 ,  *サマリウム合金 ,  ニッケル含有合金 ,  炭素含有合金 ,  金属間化合物 ,  磁気転移 ,  電気抵抗率 ,  磁気秩序 ,  温度依存性 ,  シンクロトロン放射
準シソーラス用語： 単結晶X線回折

分類 (1件)： 金属結晶の磁性  (BM06040T)

引用文献 (22件)：

• GRUNER, G. Density Waves in Solids. 1994
• SHIMOMURA, S. Phys. Rev. Lett. 2009, 102, 076404
• BODAK, O. I. Dokl. Akad. Nauk. Ukr. SSR. Ser. A. 1979, 12, 1048
• SEMENENKO, K. N. Russ. J. Inorg. Chem. 1983, 28, 943
• JEITSCHKO, W. J. Less-Common Met. 1986, 116, 147

タイトルに関連する用語 (6件)： X線回折 ,  散漫散乱 ,  強磁性 ,  希土類化合物 ,  電荷密度波 ,  観測