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J-GLOBAL ID:201002225889339343   整理番号:10A0780589

15N NMR緩和測定により明らかになったヒトチトクロームcの酸化還元が制御する主鎖の動態

Redox-controlled backbone dynamics of human cytochrome c revealed by 15N NMR relaxation measurements
著者 (9件):
資料名:
巻: 398  号:ページ: 231-236  発行年: 2010年07月23日 
JST資料番号: B0118A  ISSN: 0006-291X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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2D 15N NMR緩和実験により,チトクロームc(Cyt c)における酸化還元が制御する骨格の動態が明らかになった。均一に15N標識された還元および酸化Cyt cの15N T1およびT21H-15N NOEを測定し,一般化した秩序変数(S2),内部運動の有効相関時間(τe),各残基に関する15N広幅化の寄与(Rex),そして全体的相関時間(τm)をモデルフリー動態形式により評価した。これらの動的パラメーターは,Cyt cの骨格動態が安定な疎水性コアとして機能する共有結合したヘムのために高度に制限されることをはっきり示した。Cyt cのヘム鉄の酸化に際し,平均S2値は0.88±0.01から0.92±0.01へと増した。このことは骨格の可動性が酸化型においてさらに制限されることを立証する。S2値におけるそのような増加は,ヘム部分に対するチオエステル結合付近のアミノ酸残基を含むループ領域やLys87周囲の正に荷電した領域でより顕著であった。両領域はチトクロームc酸化酵素(CcO)に関する相互作用部位とCyt cからCcOへの電子系路を形成すると想像される。CcOへの電子伝達のための相互作用部位における骨格の酸化還元依存性の可動性は,Cyt c-CcO系における骨格の動態により調節される電子伝達機構を示唆する。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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分子構造  ,  酵素一般 
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