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J-GLOBAL ID：201002225920145129   整理番号：10A0729696

ケブラーのDMSO/四級アンモニウム塩溶液への溶解性と誘導体化反応

Solubility and Chemical Reactions of Kevlar in DMSO/Quaternary Ammonium Salts Solution

著者 (7件)： 池田功夫 (福井大 大学院工学研究科) ,  嶋田幸代 (福井大 大学院工学研究科) ,  牧野宏江 (福井大 大学院工学研究科) ,  魚住吏司 (福井大 大学院工学研究科) ,  石田悠佳 (福井大 大学院工学研究科) ,  栗山亘 (福井大 大学院工学研究科) ,  杉原伸治 (福井大 大学院工学研究科)
資料名： 福井大学大学院工学研究科附属繊維工業研究センター年報  (Annual Report of Research Center for Fiber and Textile Graduate School of Engineering, University of Fukui)
巻： 3  ページ： 28-31  発行年： 2010年06月30日 
JST資料番号： L1157B  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ケブラーの有機溶媒/四級アンモニウム塩系への溶解性や溶解ケブラーの誘導体化反応について,さらにこれらの反応を繊維状に応用し,樹脂の補強材として用いる検討を行った。ケブラーは,工業的には硫酸を溶媒として紡糸されているが,フッ化テトラブチルアンモニウムをジメチルスルホキシドに溶解した溶液に加熱下で溶解することがわかった。溶解したケブラーは種々の化学的反応が可能であり,アルキル化ではアリル化およびプロパギル化で高い反応度を示した。環状エステル類やアクリルモノマーのグラフト重合も容易に進行した。グラフトケブラー繊維の応用として,メタクリル酸グリシジルをグラフトした繊維のポリメタクリル酸メチル樹脂に対する耐衝撃性試験を行ったところ,グラフトの効果がいくらか認められた。

シソーラス用語： *アラミド繊維 ,  *有機溶媒 ,  塩 ,  第四アンモニウム ,  *繊維強化プラスチック ,  誘導体化 ,  フッ化アンモニウム ,  硫酸 ,  溶解 ,  アリル化 ,  グラフト共重合 ,  ポリメタクリル酸メチル ,  衝撃試験 ,  脂肪族化合物 ,  スルホキシド

分類 (1件)： 用途開発  (YM01080Z)

物質索引 (2件)： ジメチルスルホキシド ,  メタクリル酸グリシジル

タイトルに関連する用語 (6件)： ケブラー ,  DMSO ,  四級アンモニウム塩 ,  溶液 ,  溶解性 ,  誘導体化