文献
J-GLOBAL ID:201002225971148769   整理番号:10A1001148

有機ホウ素ポリマーの二光子吸収型多層光メモリへの応用

Application of Organoboron Polymer to Multi Layered Two-Photon Absorption Optical Memory
著者 (6件):
資料名:
巻: 59  号:ページ: 694-698 (J-STAGE)  発行年: 2010年 
JST資料番号: F0385A  ISSN: 0514-5163  CODEN: ZARYA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
情報コンテンツのデータ量の増大化は著しく,次世代型の光メモリにはさらなる記録容量の増大化が求められている。その中で,二光子吸収型光メモリが,BDに代わる次世代型の光メモリとして大きな注目を集めている。これに対し,著者らは特に有機ホウ素ポリマーに着目している。有機ホウ素ポリマーは分子内に長いπ電子共役系を有し,それに起因して高い非線形性を発現し,さらに光吸収に伴う分子結合断裂により屈折率変化の定着が可能なことから,光メモリ材料として有効な特性を持ち合わせているためである。今回,次世代型3次元光メモリの実現に向けて,二光子吸収効率の向上を目的としてフェニル基およびチェニル基を導入した,2種類の有機ホウ素ポリマーを用いた積層導波路型記録媒体の光記録と,CCDカメラによる一括再生を試みた。その結果,単層媒体の記録実験では,フェニレン型に比ベチェニレン型の方が低パワーでの光記録が可能であり,有機ホウ素ポリマーのπ電子系の増強には,フェニル基に比べ,チェニル基の方が大きな効果が得られることが明らかとなった。また,積層導波路構造を有する3層媒体の記録・再生を試みたところ,選択した層への光記録が可能であり,さらに記録媒体に45度ミラー加工を施し,ステージを平衡移動するという簡便な手法で正確にビームの入射位置を変えることができ,選択した層のみを読み出すことに成功した。本研究で得られた知見は二光子吸収型3次元光メモリの実現に資するものである。
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
電子・磁気・光学記録 
引用文献 (13件):
もっと見る

前のページに戻る