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J-GLOBAL ID:201002226012271272   整理番号:10A1756250

オレアノール酸は3T3-L1脂肪細胞における分化マーカーを低減する

Oleanolic acid reduces markers of differentiation in 3T3-L1 adipocytes
著者 (8件):
資料名:
巻: 30  号: 12  ページ: 831-839  発行年: 2010年12月 
JST資料番号: E0636B  ISSN: 0271-5317  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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オレアノール酸はトリテルペノイド化合物で,それは広く野菜,薬草及びその他植物に存在し,強力な抗酸化及び抗炎症特性を持つ。しかしながら,オレアノール酸の抗肥満力はまだ解明されていない。本研究では,オレアノール酸がペルオキシソーム増殖剤活性化受容体γ(PPARγ)とシチジン-シチジン-アデノシン-アデノシン-チミジン(CCAAT)増強物結合蛋白質α(C/EBPα)の細胞誘導下方制御により,3T3-L1脂肪細胞の分化を抑制するという仮説を検証した。3T3-L1脂肪細胞を,10%ウシ胎仔血清を含むダルベッコ変法イーグル培地で6~8日間,分化誘導実験計画に従ってオレアノール酸1~25μmol/Lを添加又は非存在で,培養し分化させた。オイルレッドO染色から明らかなように,25μmol/L以下の非毒性オレアノール酸は用量依存的に分化脂肪細胞中脂質蓄積を減らした。ウェスタンブロット分析は,PPARγとC/EBPαの誘導は,分化及びオレアノール酸処理脂肪細胞中では,転写メッセンジャーRNAレベルで著しく減ることを示した。さらに本研究ではオレアノール酸が,脂肪細胞中に発現する炎症性及び内臓脂肪特異アディポカインであるビスファチンの誘導を弱めるかどうかも調べた。ビスファチン発現は,PPARγ阻害剤GW9662にさらされた分化脂肪細胞中で阻害された。加えて,それはおそらくPPARγ活性化阻止を通して,ビスファチン産生は25μmol/Lオレアノール酸処理脂肪細胞中で有意に抑制された。これらの結果は,オレアノール酸が脂肪細胞分化阻害と肥満関連炎症抑制の有望な薬剤であるかもしれないことを示している。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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食品の化学・栄養価  ,  細胞生理一般  ,  代謝異常・栄養性疾患一般 
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