文献

J-GLOBAL ID：201002226091198852   整理番号：10A1162982

カリックス[5]アレーンと[60]フラーレンのホスト-ゲスト相互作用による[60]フラーレン-タグ付ポリフェニルアセチレンの超分子架橋結合

Supramolecular Cross-Linking of [60]Fullerene-Tagged Polyphenylacetylene by the Host-Guest Interaction of Calix[5]arene and [60]Fullerene

著者 (4件)： HAINO Takeharu (Hiroshima Univ., Higashi-Hiroshima, JPN) ,  HIRAI Eri (Hiroshima Univ., Higashi-Hiroshima, JPN) ,  FUJIWARA Yoshihisa (Hiroshima Univ., Higashi-Hiroshima, JPN) ,  KASHIHARA Kouki (Hiroshima Univ., Higashi-Hiroshima, JPN)
資料名： Angewandte Chemie. International Edition  (Angewandte Chemie. International Edition)
巻： 49  号： 43  ページ： 7899-7903  発行年： 2010年 
JST資料番号： H0127B  ISSN： 1433-7851  CODEN： ACIEAY  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： フラーレンやカリックス[5]アレーンを基盤とした新規なフラーレン誘導体およびカリックス[5]アレーンホスト分子を調製し,それらの連続ホスト-ゲスト相互作用を利用したナノ空間で組織化されたフラーレンポリマを合成し,その構造および機能について研究した。C₆₀を持つポリフェニルアセチレンはホモジトープテトラキスカリックス[5]アレーンホストと特異的超分子錯体を形成し安定的に架橋結合した。この非共有結合相互作用がポリマ分子量の増加をもたらし,ホスト追加により固体状態ポリマの特異的形態変化が生じた。これらの超分子架橋結合の安定性は溶媒に直接依存しているため,この架橋結合は溶媒システムで制御できた。この超分子架橋結合は高度組織化ナノ構造構築に重要な役割を担っていた。

シソーラス用語： 架橋化合物 ,  *フラーレンC60 ,  *包接化合物 ,  超分子 ,  ナノ構造 ,  組織化 ,  溶媒効果 ,  原子間力顕微鏡 ,  陽子磁気共鳴 ,  カリックスアレーン
準シソーラス用語： カリキサレン ,  ホスト-ゲスト錯体 ,  フラーレン誘導体 ,  AFM【顕微鏡】

分類 (2件)： 分子化合物  (CE02000C) ,  原子・分子のクラスタ  (BH09030O)

タイトルに関連する用語 (7件)： アレーン ,  フラーレン ,  ホスト-ゲスト相互作用 ,  タグ付 ,  ポリフェニルアセチレン ,  超分子 ,  架橋結合