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J-GLOBAL ID:201002226347286207   整理番号:10A0545108

東シナ海上のエアロゾル微量元素の供給源,溶解度,及び乾燥降下

Sources, solubility, and dry deposition of aerosol trace elements over the East China Sea
著者 (15件):
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巻: 120  号: 1-4  ページ: 116-127  発行年: 2010年06月20日 
JST資料番号: B0842A  ISSN: 0304-4203  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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2005年春と2007年春の間に東シナ海から採取した47の海洋エアロゾル全体を,25の微量元素とリン及び水溶性主要イオン,有機炭素,及びケイ素の水溶性濃度と総濃度の両方に対し分析した。試料採取期に,八つの試料にアジアダストイベントが著しく影響した。ダスト起源と人為起源の両方の化学種の総濃度はアジアダスト期に高く,大気汚染物質のアジアからの流出がしばしば,アジアダスト移流を伴うことを示唆する。全体に,その平均溶解度はAl.Fe,Ti,Cr,Y,Sn,Ba,Ni,Ga,Moに対し≦20%,Co,Cs,Rb,Sb,Pbに対し20~40%,Mn,V,Cu,Ge,Pに対し40~60%,Tl,Sr,As,Zn,Cd,Seに対し≧60%であった。多くの元素に対する溶解度は,汚染した北東寄りのモンスーンとバックグラウンドの夏季より高ダスト期に低い。この元素の溶解度の様々な支配要因をこの研究で議論した。相対的重要性は次のように結論される。すなわち,酸処理>化学スペシエーション≒エアロゾル源>ダスト負荷である。最後に,各元素に対する一定の乾燥降下速度を仮定して,可溶性元素の乾燥降下フラックスを評価した。そのフラックスは,北東寄りのモンスーンの際に,可溶性Feに対し39±50μg/m2/dと,幾つかのバイオアベイラブル元素(例えばZn,Cu,Mn,Ba,Co,V,Ni,Cd)の組み合わせに対し,41±74μg/m2/dであった。大気降下は,沿海/縁海だけでなく,遠い開放海洋でも特に重要である可能性のある栄養元素の追加源である。なぜならば,エアロゾルの微量元素は,供給源地域から遠くにもたらされる細かいモードの粒子にほとんど付随するからである。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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地球化学一般  ,  粒状物調査測定 
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