抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本工事では,現場内に一次破砕を主体とした骨材製造設備(ジョークラッシャ)を導入し,既設構造物の撤去・解体により発生した約22,600m
3の解体コンクリートを再生骨材化し,既設構造物充てん用コンクリートの粗骨材として約22,000m
3の再生骨材コンクリートに適用した。製造された再生粗骨材は,天然の骨材に比べれば吸水率が高く,微粒分を多く含むなどの品質的に劣る点はあるものの,プレウェッティングを行うことで,再生骨材コンクリートのフレッシュ性状および圧縮強度の品質管理が可能なことを確認した。また,再生細骨材の有効利用を目的とした仮設法面用吹付け再生骨材モルタルの室内および実機配合試験を実施した。その結果,再生細骨材の置換率(細骨材置換率50%以下)を適切に定めることで,一般的な吹付けモルタルと同等なフレッシュ性状および強度を有する経済的な再生骨材モルタルの配合設計が可能なことを確認した。経済的かつ環境負荷低減にも繋がる再生骨材は,その品質を適切に把握して適材適所で利用することができれば,より一層の用途拡大と技術の普及が図れるものと考える。(著者抄録)