抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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モウソウチクはタケノコおよび竹材生産のために植栽,利用されてきたが,近年その利用は激減している。モウソウチクは3~5年で伐採収穫できる大型バイオマス資源で,有効活用が期待されるが,適正管理のための基礎資料は少ない。高知県中部の非管理モウソウチク林ついて,現況および伐採後の新竹発生量等の資源量を調査した。調査10林分の現況は,平均林分密度5500~7000本/ha,生立竹5000~6000本/haで,新竹は1~2割を占め,生立竹の平均胸高直径13cm程度であった。胸高直径12~13cmのモウソウチクの材積は,生重35~42kg,乾重21~26kg,実材積0.029~0.034m
3で,含水率は40%程度であった。胸高直径から材積および重量を予測する推定式を導出し,細り表を作成した。標準的なモウソウチク林から利用可能な資源量として,3年ごとの伐採で1312本/haの集成材の原料を収穫できると推定した。