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J-GLOBAL ID:201002226692557000   整理番号:10A0904324

表面からの2原子分子の光脱離:第一原理に基づく理論的アプローチ

Photodesorption of diatomic molecules from surfaces: A theoretical approach based on first principles
著者 (1件):
資料名:
巻: 85  号: 5-8  ページ: 279-345  発行年: 2010年05月 
JST資料番号: D0310B  ISSN: 0079-6816  CODEN: PSSFBP  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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表面からの小さな分子の光脱離は,表面光化学の最も基礎的過程の1つである。その見かけの単純性にもかかわらず,定量的評価を超えた微視的理解は,理論への真の課題をもたらす。核運動の動力学が種々のレベルの精巧さで扱われているが,すべての方法に十分に正確なポテンシャルエネルギー表面が,特に脱着シナリオに関与している電子励起状態に対して欠落している。過去の10年間,系統的で厳密な方法が開発され,これによって様々な吸着質-基板系の基底状態と励起状態の正確なポテンシャルエネルギー表面(PES)の信頼性のある計算が可能になった。その後の量子力学波束の計算の必須条件であるこれらのポテンシャルエネルギー表面によって,量子状態分解速度分布などの実験上観察される物理量の直接的シミュレーションが可能になる。本稿の最初の部分では,絶縁面から脱離する2原子分子のスカラー性に注目し,ここで筆者らが最近開発したポテンシャルエネルギー表面を正確に得るための量子化学法を示す。大きなバンドギャップの材料表面での2原子分子が,一般的に研究され,これによって,十分に大きなクラスタモデルとDFT計算が及ばない正確なab initio法の利用が可能になった。本稿の第2部では,核運動の動力学ベクトル的解釈,例えば,速度分布,Dopplerプロフィル及び配列パラメータの実験的に観察できるシミュレーションに注目する。それぞれの系での光刺激脱離の微視的機構を述べた。表面光化学の駆動力が吸着質-基板系の電子構造に詳細に強く依存することを示す。このことは,実験結果を経験的又は半経験的モデルを用いて解釈するとき,注意が非常に必要であることを意味する。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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吸着の電子論  ,  分子の電子構造 
タイトルに関連する用語 (4件):
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