抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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1。社会性と事業性の両立を目指す「ソーシャルビジネス」が注目を集めている。ソーシャルビジネスを成功に導くためには,1)商品・サービスを消費および購入する顧客,2)商品・サービスを提供する企業,3)実際の支援活動を行う団体,4)支援を受ける人々-の4プレーヤーそれぞれにメリットのある仕組みづくりが重要となる。2。投資対効果が不明確な広告から,ソーシャルビジネスへの転換を図る企業が現れつつある。ソーシャルビジネスの導入は,単なる寄付活動ではなく,企業の存亡を左右するほどのインパクトを持ちうる。IT(情報技術,情報システム)を活用することで,ソーシャルビジネスを強固なものとし,上述の4プレーヤーに対して相乗効果をもたらすことが可能となる。3。日本はソーシャルビジネスでは未熟な市場である。企業が投資する広告・販売促進費20兆円と,個人が保有する現預金790兆円がソーシャルビジネスへと流れ込むとすれば,ソーシャルビジネスは社会変革の起爆剤となる。4。ソーシャルビジネス事業の立ち上げと拡大に,企業は今,まさに舵を切るときである。(著者抄録)