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J-GLOBAL ID：201002226861439551   整理番号：10A0106716

哺乳類脳及び脳脊髄液のエフラックス輸送体の特性と結果:40年間の進歩

Nature and consequences of mammalian brain and CSF efflux transporters: four decades of progress

著者 (1件)： SPECTOR Reynold (Robert Wood Johnson Medical School, New Jersey, USA)
資料名： Journal of Neurochemistry  (Journal of Neurochemistry)
巻： 112  号： 1  ページ： 13-23  発行年： 2010年01月 
JST資料番号： B0504B  ISSN： 0022-3042  CODEN： JONRA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 神経化学及び分子生物学的方法が確立されてから40年間の中枢神経系における薬物輸送研究の進歩について総説した。血液脳関門,血液脊髄関門及び脈絡膜叢には,数種の独立した輸送系があり,これらは特異性の低い,広汎な物質群のエフラックスを司っている。本論文ではそれらのうち特に,有機酸輸送体-3(Oat-3),ペプチド輸送体-2(Pept-2),及びP糖蛋白質(P-gp)を取り上げた。これらの多くはノックアウトマウスモデル及びイヌモデルを用いて進歩してきた。3種の輸送体により輸送されるリガンド16種を列記してその輸送の特性を詳説するとともに,その確定遺伝子,メッセンジャーRNA,蛋白質同定,輸送活動の部位,輸送特性,ノックアウト効果,カイネティクス,ヒト遺伝子とマウス遺伝子の相同性などについて解説した。リボフラビンやフルオレセインなどを用いた輸送の可視化など研究も紹介した。その上で,著者等は,基礎研究の臨床応用への道についても予測,展望した。

シソーラス用語： 哺乳類 ,  *中枢神経系 ,  *生体輸送 ,  髄液 ,  *膜タンパク質 ,  血液脳関門 ,  脊髄 ,  脈絡叢 ,  P糖タンパク質 ,  mRNA ,  相同性 ,  保護作用 ,  神経毒性 ,  ラクトン ,  スピロ化合物 ,  フェノール類 ,  芳香族縮合化合物 ,  窒素複素環化合物 ,  ウレア化合物 ,  ポリオール ,  ビタミンB群
準シソーラス用語： エフラックス ,  神経保護 ,  輸送体 ,  ペプチド輸送体

分類 (2件)： 中枢神経系  (EJ12030F) ,  生物学的機能  (EB03040U)

物質索引 (2件)： フルオレセイン ,  リボフラビン

タイトルに関連する用語 (4件)： 哺乳類 ,  脳 ,  脳脊髄液 ,  輸送体