抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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2009年度の日本色彩学会全国大会会場において来場者の協力を得て行った白色度評価の公開実験の結果を報告した。実験では,18種類の白色サンプルを,ポリエステルの布を漂白,染色して作成した。そのうち12種類は蛍光増白剤を含んでいた。被験者は男性18名,女性27名,平均年齢47.7歳である。光源にはD65蛍光ランプと白熱電球を用いた。大半の被験者が,青み純度の高いサンプルほど知覚白色度が高いと評価した。両光源間で知覚白色度の順序尺度値を比較したところ,白色サンプル群の相対的な知覚白色度順位は,両光源間でほぼ一致していた。D56蛍光ランプ照明下での全被験者の評価結果から正規化順位法を用いて知覚白色度の間隔尺度を構成し,各白色度式により予測値との単相関関係式を求めた結果,CIE白色度式を含め,予測値と実験結果との間には,かなり高い相関が認められた。