抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究は,回転二重円筒間を旋回する二液流体の界面の振動現象とさらに振動が大きくなり,二液の界面から液滴が分離する混合現象に至る過程について調べた結果を報告する。本研究は,溶融しない二液でかつエマルジョン形成以前の液滴の発生を問題としている。作動流体としてグリセリン水溶液とシリコンオイルを使用した。二つの作動流体として,3種類の動粘度のものを用意し,上下の成層流として6組の組合せで使用された。実験は,レイノルズ数の変化に対して二液界面の振動から混合までの過程をカメラで撮影して解析した。結果として,二液の界面は,レイノルズ数の増加すると,界面の振動が大きくなり,上下の液体が液滴となって互いの液中に侵入することがわかった。二液の混合は,アスペクト比が4以下の場合,アスペクト比が増加すると臨界レイノルズ数が次第に減少することがわかった。(著者抄録)