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J-GLOBAL ID：201002227041049860   整理番号：10A0954936

皮質脊髄シナプスの発達性除去に対する後シナプスGluN2B含有NMDA受容体の特異的関与

Specific involvement of postsynaptic GluN2B-containing NMDA receptors in the developmental elimination of corticospinal synapses

著者 (7件)： OHNO Takae (Teikyo Univ., Tokyo, JPN) ,  MAEDA Hitoshi (Teikyo Univ., Tokyo, JPN) ,  MURABE Naoyuki (Teikyo Univ., Tokyo, JPN) ,  KAMIYAMA Tsutomu (Teikyo Univ., Tokyo, JPN) ,  YOSHIOKA Noboru (Teikyo Univ., Tokyo, JPN) ,  MISHINA Masayoshi (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  SAKURAI Masaki (Teikyo Univ., Tokyo, JPN)
資料名： Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America  (Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)
巻： 107  号： 34  ページ： 15252-15257  発行年： 2010年08月24日 
JST資料番号： D0387A  ISSN： 0027-8424  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 皮質脊髄(CS)シナプスの発達性除去とNMDA受容体サブタイプの関連を調べた。GluN2B欠損(2b^-/-),GluN2A欠損(2a^-/-),野生型(WT)などの異なる遺伝子型を持つ生後0日のマウス由来の大脳皮質(Cx)と脊髄(SpC)スライスを共培養した。WT(Cx)-2a^-/-(SpC)対や2b^-/-(Cx)-WT(SpC)対では脊髄腹側部からシナプスは除去されたが,WT(Cx)-2b^-/-(SpC)対ではシナプス除去は阻害された。さらに生体観察により,子宮内におけるCS軸索の退行を示した。このようにCSシナプスの除去には後シナプスGluN2Bが関与するが,GluN2BとGluN2Aの機能差はそれらの間のカルシウム流入量の差では説明できなかった。

シソーラス用語： *大脳皮質 ,  *グルタミン酸受容体 ,  NMDA受容体 ,  *錐体路 ,  神経生理 ,  変性 ,  形態形成 ,  シナプス ,  ノックアウトマウス ,  神経伝導 ,  電流 ,  興奮性シナプス後電位 ,  神経可塑性 ,  シナプス可塑性 ,  軸索変性 ,  神経回路形成 ,  興奮性シナプス後電流 ,  *皮質 ,  *終脳 ,  *中枢神経系 ,  実験動物 ,  マウス ,  電気生理
準シソーラス用語： EPSC

分類 (2件)： 中枢神経系  (EJ12030F) ,  細胞膜の受容体  (EF04030C)

タイトルに関連する用語 (6件)： 皮質 ,  脊髄 ,  シナプス ,  発達 ,  GluN2B ,  NMDA受容体