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J-GLOBAL ID:201002227079446561   整理番号:10A0580655

Francisellaに対するカテリシジンおよび短い合成ペプチドの抗菌および抗生物膜活性

Antimicrobial and antibiofilm activity of cathelicidins and short, synthetic peptides against Francisella
著者 (4件):
資料名:
巻: 396  号:ページ: 246-251  発行年: 2010年05月28日 
JST資料番号: B0118A  ISSN: 0006-291X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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Francisellaは肺に感染し,肺炎性の野兎病を引き起こす。肺の宿主防御に焦点を当て,我々はFrancisella感染に対する自然免疫反応の一部としての抗菌ペプチドを調べた。カテリシジンのような抗菌ペプチドに対する興味は,それらの潜在的な治療上の適用と,一般的に用いられる抗生物質に対する細菌の抵抗性の問題の増加のため,増大している。たった一つのヒトのカテリシジンLL-37が特性化されている。らせん状のカテリシジンは,タイワンコブラNaja atra(NA-CATH)を含むヘビでも見つかっている。NA-CATH内の繰り返しモチーフの異体を含む4つの合成11残基ペプチド(ATRA-1,-2,-1Aそして-1P)をデザインした。我々はこれらのより小型の合成ペプチドが,長さがより短い(そして費用がよりかからない)優秀な抗菌有効性を持ち,そのことがそれらを広いスペクトルの抗菌化合物を開発するための強力な潜在的な候補にすると仮定した。我々は4つのATRAペプチド,LL-37,そしてNA-CATHに対するF.novicidaの感受性を試験した。2つのATRAペプチドは高い抗菌活性(μM)を示す一方,2つのプロリン含有ATRAペプチドは低い活性を示した。ATRAペプチドは高いペプチド濃度でも著しい溶血活性を示さなかった。このことは宿主細胞に対する低い細胞毒性を示す。NA-CATHはLL-37に比べより速くFrancisella細菌を殺した。しかし,LL-37はF.novicidaに対しより効率的なペプチドであった(EC50=50nM)。LL-37 mRNAはFrancisella感染によりA549細胞で誘導された。我々は最近,F.novicidaがin vitroで生物膜を形成する事を立証した。LL-37は抗菌濃度以下でF.novicidaの生物膜形成を阻害した。これらのペプチドの特性,そしてそれらの肺での内在性の発現を理解することは,この肺感染に対する潜在的に将来の治療介入につながるかもしれない。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
生理活性ペプチド  ,  抗細菌薬の基礎研究 

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