抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
工業教育におけるものづくりでは,創造的にものを創りあげていく体験学習を通して,ものづくりに必要な基礎・基本(理論・原理)を学ぶことができる。また,体験を通して,それを共有する仲間との関わり,お互いを認め合い,励まし合う心の育成にもつながっている。このことから,ものづくりに興味を持つ特別支援学校生と工業高校生が協力して大道芸ロボットや障害者の支援機器製作を進めていく中で,ものづくりの楽しさやお互いを認め合う心(心のユニバーサルデザイン)の育成を図り,製作のテーマを「自然」「命」「自立」とすることで,命の尊さや自然破壊などを身近な問題としてとらえさせた。また,障害者の視点から見た支援機器のあり方を考えさせることで,両校生徒の問題解決力を育て,生きる力の育成を図ろうと考えた。本校では,発達障害の生徒たちの対して,ものづくりを通した支援に取り組んでいる。特に,人との関わりやコミュニケーションの経験が身についた感覚(場に合った行動やルール)やモデル(経験から得た型)となり,構造化や図式化(マッピング)することで実生活や社会で求められている道徳(他人に迷惑をかけず,自分のことは自分でする。できれば人の助けができる。)へと発展させる内容を含めている。(著者抄録)