Saccharomyces cerevisiaeにおけるCOQ10の過剰発現はミトコンドリア呼吸を阻害する

ZAMPOL Mariana A.; BUSSO Cleverson; GOMES Fernando; FERREIRA-JUNIOR Jose Ribamar; TZAGOLOFF Alexander; BARROS Mario H.

文献

J-GLOBAL ID：201002227123709818 整理番号：10A1140220

Saccharomyces cerevisiaeにおけるCOQ10の過剰発現はミトコンドリア呼吸を阻害する

Over-expression of COQ10 in Saccharomyces cerevisiae inhibits mitochondrial respiration

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資料名：
巻： 402 号： 1 ページ： 82-87 発行年： 2010年11月05日
JST資料番号： B0118A ISSN： 0006-291X 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：オランダ (NLD) 言語：英語 (EN)

Saccharomyces cerevisiaeにおけるCOQ10枯渇は,補酵素Q₂の添加により補正可能なミトコンドリア呼吸の欠損を生じる。Q₂による呼吸の救済は,補酵素Q₆合成がブロックされた変異体の特徴である。Q₆欠損変異体とは異なり,coq10ヌル変異体のミトコンドリアは,野生型のQ₆濃度を有する。精製したCoq10pが結合したQ₆を含む,以前の観察の生理的な意義を,この研究では,呼吸に与えるCoq10p過剰発現のin vivo効果の試験により検討した。Coq10p量の増加したミトコンドリアは,外部Q₂により救済される,電子伝達鎖のbc1スパンでの呼吸低下を示した。これは過剰のCoq10pによるQ₆のin vivo結合が,bc1複合体への電子の供給を正常に機能するため利用可能なこの酸化還元キャリアーのプールを低下することを示した。これは,過剰のCoq8pが過剰のCoq10pの阻害効果を軽減する観察により確認した。Coq8pは,推定キナーゼであり,coq10ヌル変異体の高コピーサプレッサーである。ここで示したように,coq変異体を過剰発現すると,Coq8pはQ生合成複合体のCoq3pとCoq4pサブユニットのターンオーバーを妨げる。これはCoq10pを過剰発現する株における呼吸欠損のCOQ8により観察される救済に関わる。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

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微生物生理一般

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