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J-GLOBAL ID：201002227173222600   整理番号：10A0182378

in vitroでのキチンへの植物LysM受容体様キナーゼであるLysM RLK1/CERK1の直接結合

Direct Binding of a Plant LysM Receptor-like Kinase, LysM RLK1/CERK1, to Chitin in Vitro

著者 (6件)： IIZASA Ei’ichi (Saga Univ., Saga) ,  IIZASA Ei’ichi (Kagoshima Univ., Kagoshima, JPN) ,  MITSUTOMI Masaru (Saga Univ., Saga) ,  MITSUTOMI Masaru (Kagoshima Univ., Kagoshima, JPN) ,  NAGANO Yukio (Saga Univ., Saga) ,  NAGANO Yukio (Kagoshima Univ., Kagoshima, JPN)
資料名： Journal of Biological Chemistry  (Journal of Biological Chemistry)
巻： 285  号： 5  ページ： 2996-3004  発行年： 2010年01月29日 
JST資料番号： E0038A  ISSN： 0021-9258  CODEN： JBCHA3  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 植物はキチンの認識により真菌病原体に対する免疫応答を誘導する。本研究ではキチンにLysMドメイン受容体様キナーゼ1/キチンエリシター受容体キナーゼ1(LysM RLK1/CERK1)が直接結合することを明らかにした。LysMモチーフを持つキナーゼ,CERK1はArabidopsis細胞膜におけるキチンオリゴ糖エリシター認識と信号伝達に機能している。Saccharomyces cerevisiae細胞で酵母増強緑色蛍光蛋白質(yEGFP)とLysM RLK1の融合蛋白質を発現させて,結合解析に利用したところ,LysM RLK1-yEGFPはキチンに特異的に結合した。LysM RLK1-yEGFPのキチンへの結合は飽和性の結合であり,解離定数は約82nMで高親和性だった。結合は,可溶性のグリコールキチンや,4~8残基のN-アセチルグルコサミンを持つキチンオリゴ糖による競合を受けた。LysM RLK1-yEGFPはin vitroで自己りん酸化され,キチンはこのりん酸化には影響しなかった。

シソーラス用語： Saccharomyces cerevisiae ,  Arabidopsis thaliana ,  細胞膜 ,  *キチン ,  少糖類 ,  アミノ酸配列 ,  結合部位 ,  *膜貫通タンパク質 ,  *エリシター ,  *セリン/トレオニンキナーゼ ,  細胞情報伝達 ,  分子認識 ,  植物タンパク質
準シソーラス用語： キチンオリゴ糖 ,  LysMドメイン ,  *CERK1 ,  LysM RLK1

分類 (2件)： 植物生理学一般  (EH02010Y) ,  細胞生理一般  (EF02010S)

タイトルに関連する用語 (4件)： キチン ,  植物 ,  受容体様キナーゼ ,  CERK1