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J-GLOBAL ID：201002227276411001   整理番号：10A1063649

高分子の拡散によるサイズ分離

Size Separation of Macromolecules during Spreading

著者 (7件)： BARRETT Michael J. (Univ. North Carolina at Chapel Hill, North Carolina) ,  SUN Frank C. (Univ. North Carolina at Chapel Hill, North Carolina) ,  NESE Alper (Carnegie Mellon Univ., Pennsylvania) ,  MATYJASZEWSKI Krzysztof (Carnegie Mellon Univ., Pennsylvania) ,  CARRILLO Jan-Michael Y. (Univ. Connecticut, Connecticut) ,  DOBRYNIN Andrey V. (Univ. Connecticut, Connecticut) ,  SHEIKO Sergei S. (Univ. North Carolina at Chapel Hill, North Carolina)
資料名： Langmuir  (Langmuir)
巻： 26  号： 19  ページ： 15339-15344  発行年： 2010年10月05日 
JST資料番号： A0231B  ISSN： 0743-7463  CODEN： LANGD5  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ポリアクリル酸ブチルによるボトルブラシ状高分子と直鎖高分子の混合物の,親水性雲母基板上での拡散を観察した。高分子としては,主鎖の重合度Nn=560で側鎖のNn=36,主鎖がNn=3600で側鎖がNn=58,およびNn=214の直鎖高分子を用い,拡散を原子間力顕微鏡により分子スケールで観察した。化学組成と分子量の類似性にもかかわらず,ブラシ様高分子は直鎖のものよりも遅く移動した。また分子量の小さいボトルブラシは大きものよりも速く移動し,拡散方向への分子量分別をもたらした。拡散速度の差異は高分子と基板との滑り摩擦係数と粘度の差異により説明される。この摩擦係数の差異はブラシ構造と側鎖の基板との強い相互作用に由来する。この両方が作用するとき,基板との相互作用の小さな変化は大きな滑り摩擦係数の変化をもたらし,その強度は相互作用ポテンシャル強度に対して指数関数的に変化した。一方,主鎖そのものの影響は無視することができた。移動位置における移動速度の,摩擦係数と局所膜圧の関係を示す理論モデルを提案し,実験観察と良好に一致することを述べた。

シソーラス用語： *高分子 ,  *拡散 ,  *分離 ,  ポリアクリル酸ブチル ,  高分子ブラシ ,  親水性 ,  雲母 ,  基板 ,  側鎖 ,  原子間力顕微鏡 ,  運動 ,  *分子量 ,  速度 ,  *滑り摩擦 ,  *摩擦係数 ,  *粘度 ,  相互作用 ,  ポテンシャル ,  指数関数 ,  膜 ,  圧力 ,  理論 ,  モデル ,  移動

分類 (2件)： 高分子の分子量分布,分別  (CG02032X) ,  固-液界面  (CB12050B)

タイトルに関連する用語 (3件)： 高分子 ,  拡散 ,  サイズ