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J-GLOBAL ID：201002227359941363   整理番号：10A1094511

注目されるシミュレーションの新展開 円盤状液膜の収縮シミュレーション

著者 (3件)： 本間俊司 (埼玉大 大学院理工学研究科) ,  岡大樹 (埼玉大 大学院理工学研究科) ,  古閑二郎 (埼玉大 大学院理工学研究科)
資料名： ケミカルエンジニヤリング  (Chemical Engineering (Tokyo))
巻： 55  号： 11  ページ： 825-829  発行年： 2010年11月01日 
JST資料番号： F0134A  ISSN： 0387-1037  CODEN： CMNGA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,円盤状の薄い液膜の運動を数値シミュレーションによって再現し,湾曲した縁が液膜の収縮に及ぼす影響を調査した。数値シミュレーションは一流体モデルによって定式化したNavier-Stokes式を有限差分法で解き,界面の移動はフロントトラッキング法で追跡した。結果と考察においては,リムの収縮時の形状について議論した後,リムの収縮速度を定量的に検討した。円盤状液膜の収縮についてフロントトラッキング/有限差分法により再現し,その挙動を考案した。液膜の縁に生じるリムの形状は,液膜の粘度を代表するOhnesorge数によって変化した。液膜の収縮速度は,粘度が高くなると粘度と界面張力で定義される特性速度で収縮し,粘度が低くなると密度と界面張力で定義される特性速度で収縮することがわかった。これは二次元平板膜の挙動と同様で,縁の湾曲の影響はそれほど大きくないことがわかった。

シソーラス用語： *計算機シミュレーション ,  *円板 ,  *液膜 ,  *収縮 ,  運動 ,  二流体模型 ,  定式化 ,  Navier-Stokes方程式 ,  差分法 ,  界面 ,  移動 ,  追跡 ,  前線 ,  リム ,  形態 ,  粘度 ,  界面張力 ,  密度 ,  初期条件 ,  流線 ,  ベクトル ,  速度 ,  *膜流 ,  分散【dispersion】 ,  相互作用

分類 (2件)： 膜流,液滴,気泡,キャビテーション  (BC02070U) ,  装置内の流れ  (XD01010Y)

タイトルに関連する用語 (6件)： 注目 ,  シミュレーション ,  展開 ,  円盤状 ,  液膜 ,  収縮