文献

J-GLOBAL ID：201002227509420693   整理番号：10A0376399

原子力発電所の運転中保全-低炭素社会実現に向けた稼働率アップへの貢献期待 運転中保全拡充の効果と課題

著者 (1件)： 大神隆裕 (関西電力)
資料名： 原子力eye  (原子力EYE)
巻： 56  号： 5  ページ： 14-17  発行年： 2010年05月01日 
JST資料番号： F0044A  ISSN： 1343-3563  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 運転中保全は保全の最適化(設備劣化徴候の早期発見による迅速な補修作業等)および作業品質の向上(作業負荷の平準化による良質作業員の確保,作業輻輳の回避,作業工程や作業環境の改善等)に対して大きな効果がある。これまでの運転中保全は非LCO(保安規定の運転上 の制限に該当しない)機器については行われているが,運転状態において常に動作可能を求められるLCO機器については,待機除外を伴わない予防保全(状態監視,サーベイランス等)は可能であるが,a)LCO逸脱を宣言して行う事後保全,あるいは,b)やむを得ない保全の何れかを除き,計画的な運転中保全は制限されている。プラント停止中の作業を運転中に移行するのは効果的ではあるが,LCO対象機器への運転中保全の適用にあたっては,作業期間中のプラントの安全性を確保する措置の検討や作業期間の短縮を図る施策の検討が必要である。

シソーラス用語： *発電所 ,  *設備保全 ,  改良保全 ,  作業能率 ,  負荷調整 ,  *原子力発電所
準シソーラス用語： *運転中保全 ,  事後保全 ,  作業効率 ,  負荷平準化

分類 (3件)： 科学技術政策・制度・組織  (MA01020P) ,  原子力発電  (NB03060Z) ,  設備管理  (KB02020X)

タイトルに関連する用語 (5件)： 原子力発電所 ,  保全 ,  低炭素社会 ,  稼働率 ,  期待