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J-GLOBAL ID:201002227554355002   整理番号:10A0928921

高分子核酸のCoulomb自由エネルギー:円筒Poisson-Boltzmanモデルに対する低塩と高塩解析アプローチ

Coulombic Free Energy of Polymeric Nucleic Acid: Low- and High-Salt Analytical Approximations for the Cylindrical Poisson-Boltzmann Model
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資料名:
巻: 114  号: 33  ページ: 10793-10803  発行年: 2010年08月26日 
JST資料番号: W0921A  ISSN: 1520-6106  CODEN: JPCBFK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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核酸(NA)過程への応用において,塩濃度Cbの関数としてDNAのCoulomb自由エネルギー(Gc)に対する正確解析式は必須である。高荷電生体高分子過程に対する標準自由エネルギーと転移の中点温度は共に0.01~0.3M間のCbに線形依存する。0.01~0.1M間のCbにおいて高分子DNAの二本鎖(ds)DNAの一本鎖(ss)DNA転移の融点は1.5ディケード減あたり15~20°C増加する。DNAの円筒モデルと溶液中イオンに対する非線形Poisson-Boltzman(NLPB)方程式はNAと塩のCoulomb相互作用を記述し,熱力学量に対する解析式を提供できる最も単純アプローチの仲間である。高分子NAのGcに対する三組の近似を誘導し,0.01~2Mの1:1Cbの実験範囲で数値解と比較した。低~高Cb限界で円筒NLPB方程式の二組の漸近解から二組の近似を得た:どのCbでも1%以内の精度でのdsDNAと3%以内の精度でのssDNAのGc決定に両者は十分であった。第三の近似は参照Cb0.15Mの近くでln Cbにおける二次項に至るTaylor級数を実験的に動機付けた。三組の数値係数(0.15MでCoulomb自由エネルギーとその一次と二次微分)をもつこの式はss(a=7Å,b=3.4Å)とds(a=10Å,b=1.7Å)に対して0.01~1Mで数値解の2%以内でGc依存性を予測した。線形B-DNAの全原子構造モデルについて計算した自由エネルギーと円筒自由エネルギーの比較は円筒モデルが1:1 Cbの0.01M以上で完全に十分であることを示した。全原子数値計算と実験解析への適用において二組の円筒パラメータ,イオンの円筒軸(半径)への最接近距離aと平均電荷分離bの選択を考察した。イオン相関と特異的効果を説明する熱力学アプローチでもってGcに対する解析式の更なる開発を示唆した。
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核酸一般 

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