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J-GLOBAL ID：201002227711461156   整理番号：10A1198431

気候安定化政策の社会的便益の計測

MEASUREMENT OF SOCIAL NET BENEFIT OF CLIMATE STABILIZATION POLICY

著者 (1件)： 中嶌一憲 (東北大 大学院生命科学研究料)
資料名： 環境システム研究論文集  (土木学会論文集 G(環境))
巻： 38  ページ： 239-246  発行年： 2010年10月23日 
JST資料番号： Y0732B  ISSN： 1345-9597  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年は地球温暖化現象が危険水準に上昇し,温室効果ガスの濃度は安定レベルを記録する。気候安定化など環境政策の社会的便益を費用便益分析する為,気温上昇に伴う被害の軽減など国民福祉の向上や所得の変化効果を定量的分析した。マクロ経済モデルを利用して計算機シミュレーションし,気候安定化政策による社会的便益を定量的分析した。気候変化が効用関数に影響しない場合,政策的制約を課した後の生産量や投資額は減少した。気候変化が効用関数に影響する場合,全ての地域や全てのシナリオで社会福祉効果が発現した。気温変化が効用関数に及ぼす影響の有無に拘わらず,気候安定化政策を実施する際は経済成長を促進する機構が重要かつ必要不可欠であった。

シソーラス用語： *地球温暖化 ,  気温変化 ,  *環境政策 ,  温室効果ガス ,  *費用効果分析 ,  効用関数 ,  経済効果 ,  社会福祉 ,  *計算機シミュレーション ,  大気管理 ,  等価原理 ,  経済モデル ,  経済成長 ,  シナリオライティング法 ,  価値分析
準シソーラス用語： マクロ経済学 ,  費用便益分析

分類 (3件)： 環境問題  (SA01020V) ,  利益管理  (KA05030A) ,  大気管理  (SB03030X)

引用文献 (22件)：

• IPCC: Climate Change 2007: Mitigation of Climate Change, Contribution of Group III to the Fourth Assessment Report (AR4) of the Intergovemmental Panel on Climate Change, Cambridge University Press, 2007.
• 松岡譲: 危険な気候変化のレベルと気候変動政策の長期目標, 環境研究No.138, pp. 7-16, 2005.
• 肱岡靖明: 地球温暖化抑制のための温室効果ガス安定化レベルの検討, 環境研究No.138, pp. 67-76, 2005.
• Stem, N.: The Economics of Climate Change: The Stem Review, Cambridge University Press, 2006.
• Cline, W. R.: The Economics of Global Warming, Institute for International Economics, 1992.

タイトルに関連する用語 (4件)： 気候 ,  安定化 ,  政策 ,  計測