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J-GLOBAL ID：201002227724926735   整理番号：10A1056949

原子コヒーレンスから生じる複雑な空間構造

Complex spatial structures due to atomic coherence

著者 (1件)： OPPO Gian-Luca (Univ. of Strathclyde, Glasgow, GBR)
資料名： Journal of Modern Optics  (Journal of Modern Optics)
巻： 57  号： 14/15  ページ： 1408-1416  発行年： 2010年08月10日 
JST資料番号： D0250A  ISSN： 0950-0340  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 二つのコヒーレント光と非線形相互作用する光共振器内Λ型三準位系媒質の原子コヒーレンスから光ビームの複雑な空間構造が形成される現象を理論的に調べた。このシステムでは三準位系に特有の電磁誘導透過(EIT),可飽和Kerr効果(SKE),コヒーレント分布捕獲(COT)などが起こるが,ここでは複雑な構造形成への影響に注目して解析した。その結果,SKEと共振器内回折が結合すると,光ビームの自己組織化二次元周期構造(Turingパターン)が現れることを見いだした。このことが起こるパラメータ条件を安定性解析に基づいて議論した。応用において有用な位置制御とオンオフ制御を可能にする空間散逸ソリトンの配列の発現も明らかにした。

シソーラス用語： *原子 ,  *三準位系 ,  *コヒーレンス ,  *光共振器 ,  コヒーレント光 ,  光子ビーム ,  Kerr効果 ,  構造形成 ,  飽和 ,  光回折 ,  自己組織化 ,  周期構造 ,  安定性解析 ,  位置制御 ,  オンオフ制御 ,  *ソリトン
準シソーラス用語： パラメータ解析 ,  *散逸ソリトン ,  電磁誘導透過

分類 (2件)： 量子光学一般  (BD04010X) ,  非線形光学  (BD05000T)

タイトルに関連する用語 (3件)： 原子 ,  コヒーレンス ,  空間構造