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J-GLOBAL ID:201002227771905576   整理番号:10A1153702

選択性増進の為のゼオライト膜の含浸

Impregnation of zeolite membranes for enhanced selectivity
著者 (9件):
資料名:
巻: 365  号: 1-2  ページ: 188-197  発行年: 2010年12月01日 
JST資料番号: E0669A  ISSN: 0376-7388  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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色々な分離課題の為にゼオライト膜の選択性を増進する新しい方法を開発した。焼成MFI膜をメタノール溶液中のCa(NO3)2に含浸し,600°Cで焼成して硝酸塩を熱分解した。SEM及びEDSデータはカルシウム化合物がMFIフイルム全体に均一に分布し,その上,カルシウム化合物のいくつかの結晶がフイルム上のいくつかの場所に観察された。HR-TEM研究の結果はカルシウム化合物が低い濃度でサンプル中に存在し含浸と焼成の後でもMFI結晶の内部は完全に結晶状で残ったことを示した。しかし,HR-TEM研究では結晶内部の細孔中にカルシウム化合物があるかどうかは確認出来なかった。SEM及びTEM観察と同様にXRDデータがフイルム上のカルシウム化合物が比較的大きいCaCO3結晶であり,含浸後もゼオライトフイルムは結晶性であることを示した。しかし,ゼオライトの細孔中の最終的なカルシウム化合物はアモルファス材料の弱いシグナルの為にXRDでは研究出来なかった。FTIRデータは含浸がCO2の物理収着と化学収着両方を増加し,後者はフイルム中の炭酸塩に成ったことを示した。n-ヘキサン/ヘリウム吸着ブランチパームポロメトリーは変性の後でも膜の高品質が保たれたことを示した。含浸の後に単一成分透過比CO2/H2は0.6から1.5に増加した。計算は,単一成分透過比CO2/H2の増加がフイルムへの増加したCO2吸着の効果と支持体中の圧力低下の減少によることを示した。室温に於ける二成分分離ファクターαCO2/H2は含浸により0.7(H2選択性)から3.4(CO2選択性)に劇的に増加した。本研究は含浸法が触媒の触媒性能を調整する為に使われるように,ゼオライト膜の拡散性状を調整するのに使用出来ることを初めて示した。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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吸着剤  ,  膜分離 
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