文献

J-GLOBAL ID：201002227793823042   整理番号：10A0145733

過剰限界電流でのイオン交換膜近傍の拡散境界層中の二成分イオン輸送のための第二種のPainleve方程式

The Painleve equation of the second kind for the binary ionic transport in diffusion boundary layers near ion-exchange membranes at overlimiting current

著者 (3件)： KIM Younggy (Dep. of Civil, Architectural and Environmental Engineering, The Univ. of Texas at Austin, Austin, TX 78712, USA) ,  WALKER W. Shane (Dep. of Civil, Architectural and Environmental Engineering, The Univ. of Texas at Austin, Austin, TX 78712, USA) ,  LAWLER Desmond F. (Dep. of Civil, Architectural and Environmental Engineering, The Univ. of Texas at Austin, Austin, TX 78712, USA)
資料名： Journal of Electroanalytical Chemistry  (Journal of Electroanalytical Chemistry)
巻： 639  号： 1-2  ページ： 59-66  発行年： 2010年02月15日 
JST資料番号： D0037A  ISSN： 1572-6657  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 電気透析のようなイオン交換膜系では,過剰制限電流現象は,Nernst-Planck-Poissonモデルに対する複雑な解法のためまた研究すべき難しいトピックスのままである。この研究では,Nernst-Planck-Poisson方程式を準備してイオン交換膜近傍の拡散境界層中の定常状態二成分イオン輸送をシミュレーションした。微分方程式の系を,変換されたモデルドメインが,微分方程式を解く前でも拡散境界層で空間電荷領域から電気中性領域への転移点をはっきりと示すようなやり方で第二種のPainleve方程式に変換される。この性質に基づいて数式を提案し,理想的に選択透過型のイオン交換膜近傍の拡散境界層の限界電流密度と空間電荷領域の幅を推定した。第二種のPqinleve方程式のいわゆるAiry解を用いて,空間電荷領域のイオン輸送を記述した。第二種のAiry関数はその微分とともにイオン交換膜表面から発展した電気二重層の挙動を記述する。さらに,安定性基準を含む比較的簡単な数値法を用いて,第二種のPainleve方程式を解き,イオン交換膜近傍の拡散境界層のイオン輸送をシミュレーションした。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *イオン輸送 ,  電流密度 ,  イオン交換膜 ,  *Painleve方程式 ,  空間電荷 ,  関数 ,  電気二重層 ,  拡散層 ,  二成分系 ,  *限界電流
準シソーラス用語： Airy関数

分類 (1件)： 固体中の拡散一般  (BL06021L)

タイトルに関連する用語 (7件)： 限界電流 ,  イオン交換膜 ,  近傍 ,  拡散境界層 ,  二成分 ,  イオン輸送 ,  Painleve方程式