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J-GLOBAL ID：201002228063937553   整理番号：10A0467480

高温でのタンパク質のキャピラリー流動水熱UV-Vis分光計と水溶性発色試薬によるその場分析

In situ analysis of proteins at high temperatures mediated by capillary-flow hydrothermal UV-vis spectrophotometer with a water-soluble chromogenic reagent

著者 (3件)： KAWAMURA Kunio (Dep. of Applied Chemistry, Graduate School of Engineering, Osaka Prefecture Univ., Gakuen-cho 1-1, Naka-ku, Sakai ...) ,  NAGAYOSHI Hiroki (Dep. of Applied Chemistry, Graduate School of Engineering, Osaka Prefecture Univ., Gakuen-cho 1-1, Naka-ku, Sakai ...) ,  YAO Toshio (Dep. of Applied Chemistry, Graduate School of Engineering, Osaka Prefecture Univ., Gakuen-cho 1-1, Naka-ku, Sakai ...)
資料名： Analytica Chimica Acta  (Analytica Chimica Acta)
巻： 667  号： 1-2  ページ： 88-95  発行年： 2010年05月14日 
JST資料番号： A0394A  ISSN： 0003-2670  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： タンパク質の量,相互作用,及びコンフォメーションのその場モニタリングは,熱水環境下での生物化学の研究,及び地球上の天然の熱水システムでの超好熱性の生命体の分析に必須である。筆者らは,極度に高温でのタンパク質とそれらの挙動のその場測定の実施のためのキャピラリー流動水熱UV-Vis分光計(CHUS)の可能性をタンパク質と相互作用する発色試薬プローブを組み合わせて調べた。水溶性ポリフィリン(TPPS)とウシ血清アルブミン(BSA)の組み合わせを利用して得たスペクトルシフトが,種々の発色試薬とタンパク質の種々の組み合わせで得たスペクトルシフトの中で最大であった。TPPSとBSAの会合挙動をCHUSを用いて最大175°Cまで詳細に調べ,TPPSとBSAの会合定数(K_ass)が最大100°Cまで成功裏に決定された。lnK_ass値は,50-100°Cの範囲でT^-1値に反比例した。これらの分析は,TPPSとBSAの会合の減少は,TPPSとBSA間の疎水性会合の減少よりも,BSAのコンフォメーション変化,断片化,及び/又は変性によることをはじめて示した。本研究は,結論として,極度に高温での耐熱性タンパク質のその場検出と測定システムとしての発色試薬を用いるCHUSシステムの有用性を示す。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *高温 ,  *毛細管流動 ,  その場観察 ,  *好熱性 ,  *タンパク質 ,  *紫外可視吸収スペクトル ,  分子間相互作用 ,  *発色試薬 ,  *水溶性 ,  ウシ ,  血清アルブミン ,  スペクトルシフト ,  *熱処理 ,  大環状化合物 ,  窒素複素環化合物 ,  架橋化合物
準シソーラス用語： 蛋白質相互作用 ,  *水熱処理

分類 (2件)： 有機化合物の物理分析  (CC03034A) ,  蛋白質・ペプチド一般  (EB03010N)

物質索引 (1件)： ポルフィリン

タイトルに関連する用語 (7件)： タンパク質 ,  キャピラリー ,  流動 ,  水 ,  分光計 ,  水溶性 ,  発色試薬