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J-GLOBAL ID:201002228094525687   整理番号:10A0769251

病原性細菌において生存能力はあるが,培養不能な状態についての最近の所見

Recent findings on the viable but nonculturable state in pathogenic bacteria
著者 (1件):
資料名:
巻: 34  号:ページ: 415-425  発行年: 2010年07月 
JST資料番号: W0860A  ISSN: 0168-6445  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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細菌の「生存しているが,培養不能である(VBNC)」状態の正確な役割は不明であるが,おそらく細菌細胞が生存を可能にするための環境ストレスへの応答であると信じられている。ヒトの病原菌にてVBNC状態へ入ることが知られている細菌群を一覧表で示し,特にVibrio vulnificusを中心にVBNC状態に対する最新の調査結果を概説した。VBNC状態への誘導因子,その状態に入った細胞の検出及びそれらの細胞特性,並びに遺伝子発現を示し,抗生物質耐性,環境での細胞付着及びその持続性,VBNC状態からの蘇生,VBNC状態へ入る理由などを含めたVBNC状態での細胞の病原性について詳述した。VBNC状態細胞の蘇生を可能にする因子としては誘導ストレスの簡単な逆転と共に菌体外蘇生促進蛋白質,新奇クオラムセンシングシステム(AI-3),アメーバとの相互作用などを含む各種化学的及び生物学的因子である。また,遺伝的調節を含む数種類の細菌でのVBNC応答ではカタラーゼが中心的役割を果たしていた。以上から,VBNC状態がヒトなどに対する重要な病原菌の生存及びそれらの病原菌の疾病を発生する能力で重要な役割を果たしていると確信している。
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分類 (2件):
分類
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微生物感染の生理と病原性  ,  感染症・寄生虫症一般 
タイトルに関連する用語 (5件):
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