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J-GLOBAL ID:201002228313816994   整理番号:10A0516466

トップダウンFourier変換イオンサイクロトロン共鳴質量分析を用いるヒト唾液シスタチンに対するインタクトMass Tagの信頼性のある帰属

Confident Assignment of Intact Mass Tags to Human Salivary Cystatins Using Top-Down Fourier-Transform Ion Cyclotron Resonance Mass Spectrometry
著者 (14件):
資料名:
巻: 21  号:ページ: 908-917  発行年: 2010年06月 
JST資料番号: W0174A  ISSN: 1044-0305  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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S,S1,S2,SA,SN,C及びDを含む多数のヒト唾液シスタチンについて,これらの天然産でジスルフィド結合を持つインタクトな状態のタンパク質をクロマトグラフによって精製した後,衝突活性化解離(CAD)を用いるハイブリッド型線形イオントラップFourier変換イオンサイクロトロン共鳴質量分析を使用してトップダウンのキャラクタリゼーションを行った。一塩基多型(SNP)から発生する翻訳後修飾及びタンパク質配列多型が10ppmの許容度で前駆体イオン質量及び生成物イオン質量から帰属され,個々のインタクトなMass Tagの同定として信頼できるものである。シスタチンS,S1,S2,SA及びSNはN末端の20個のアミノ酸から成るシグナルペプチドの開裂したものであり,シスタチンCは26個のアミノ酸から成るアミノ酸残基ペプチドで通例N末端アミノ酸残基を保存して産する。これに反して,シスタチンDは24個及び28個のアミノ酸残基から成るイソ型でN末端が切断され,N末端が保持されていない状態で見出された。シスタチンS1はSer3サイトがリン酸化されているが,シスタチンS2は従前の研究と一致してSer1とSer3がリン酸化されている。シスタチンDの両イソ型ともC46Rの多型(SNP:rs1799841)を有していた。以前,SNP(rs2070856)によってP31L多型と帰属されたシスタチンSNの14,328Daイソ型は全唾液にのみ見出された。耳下腺分泌物には検出可能なシスタチンは全く含まれていないが,全唾液は顎下腺/唾液腺(SMSL)分泌物の含有物を大きく反映している。シスタチンのインタクトMass Tagについて十分にキャラクタリゼーションを行えば,上記の分子の存在量とヒトの健康や病気との相関関係を調べることが可能になるであろう。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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有機化合物の物理分析  ,  外分泌腺 
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