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J-GLOBAL ID:201002228375236137   整理番号:10A0539217

SLC4A11は角膜内皮性異栄養症,難聴および多尿を引き起こす浸透性の不均衡を抑制する

SLC4A11 Prevents Osmotic Imbalance Leading to Corneal Endothelial Dystrophy, Deafness, and Polyuria
著者 (7件):
資料名:
巻: 285  号: 19  ページ: 14467-14474  発行年: 2010年05月07日 
JST資料番号: E0038A  ISSN: 0021-9258  CODEN: JBCHA3  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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角膜でイオン濃度が正しく維持されないと,角膜が膨潤し破壊する。内耳では,聴くために必須の内リンパにおけるイオン濃度を正しく保つのに,血管条が寄与している。イオン輸送体SLC4A11は,in vitroでナトリウムに依存してホウ酸を輸送し,また,ナトリウムイオンとヒドロキシルイオンも輸送する。ヒトでSCL4A11が変異すると,角膜破壊と難聴に関連した症状が現れる。SLC4A11が角膜の内皮細胞で発現しており,間質で塩化ナトリウム濃度の上昇により生じる角膜の重篤な形態変化を抑制していることを示した。内耳では,SLC4A11は血管条の下の線維細胞に存在した。SLC4A11が消失すると,線維細胞の形態が変化し,難聴を生じた。SLC4A11は蝸牛殻内の電位を生じるのに必須であったが,内リンパのカリウム濃度の制御には必須ではなかった。腎臓では,SLC4A11はヘンレ係蹄の薄い下行脚で発現していた。SLC4A11は尿の濃縮に必須であり,SLC4A11が腎臓の髄質で尿を濃縮する逆向き流を増加させるのに関与していることが示唆された。
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分類 (3件):
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細胞膜の輸送  ,  耳鼻咽喉科の基礎医学  ,  泌尿生殖器の基礎医学 

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