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J-GLOBAL ID：201002228380029085   整理番号：10A0594398

3段取りトマト栽培における群落内補光の時間帯が収量に及ぼす効果と補光の経済性

Yield-increasing Effect and Economical Efficiency of Supplemental Lighting inside Tomato Canopy in Some Lighting Schedules

著者 (4件)： 浜本浩 (農業技術研究機構 近畿中国四国農研セ) ,  星岳彦 (東海大 開発工) ,  尾島一史 (農業技術研究機構 近畿中国四国農研セ) ,  山崎敬亮 (農業技術研究機構 近畿中国四国農研セ)
資料名： 植物環境工学  (Journal of Science and High Technology in Agriculture)
巻： 22  号： 2  ページ： 95-99  発行年： 2010年06月01日 
JST資料番号： L1430A  ISSN： 1880-2028  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 蛍光灯を用いたトマトの3段取り施設栽培における群落内補光処理の効率を高めるため,補光時間の延長や時間帯の変更が収量に及ぼす影響を調べた。また,ユビキタス環境制御システムによる補光ノードを用いて日射が弱い時だけ補光する方式を試み,ランニングコストの低減効果を検証した。その結果,補光時間帯による増収効果は,早朝2時間<午前中2時間<日中9~10時間であった。午前中と日中の日射が弱いときのみの補光は,同じ時間帯に普通に補光した場合よりも減収となった。2時間補光の方が9時間補光よりも費用対効果が高いが,2時間補光でも電力や照明器具のコスト低減が必要であると考えた。

シソーラス用語： *トマト ,  栽培 ,  施設栽培 ,  栽培管理 ,  *光 ,  *光照射 ,  蛍光ランプ ,  時間依存性 ,  範囲 ,  作物収量 ,  環境制御装置 ,  通信装置 ,  ユビキタスコンピューティング ,  経済性 ,  経済効果 ,  原価低減 ,  栽培照明
準シソーラス用語： 3段取り栽培 ,  ノード【通信】 ,  環境制御システム ,  時間帯 ,  *補光

分類 (2件)： 野菜  (FC03043X) ,  作物栽培施設  (FB03040V)

引用文献 (12件)：

• 高山弘太郎, 佐藤 卓, 仁科弘重, 原田 聰. 大規模太陽光利用型植物工場におけるトマト群落の光合成機能解析. In: 日本生物環境工学会2009年福岡大会講演要旨. 福岡. 9月5日-8日. 100-101. 2009.
• Hamamoto H, Yamazaki K. Supplemental lighting inside the plant canopy increased the yield and quality of three-truss-ordered tomato. Acta Hort., in press.
• Grimstad SO. Supplementary lighting of early tomatoes after planting out in glass and acrylic greenhouses. Sci. Hortic. 33(3): 189-196. 1987.
• 浜本 浩. 3波長, 4波長蛍光灯による早朝群落内補光が3段取りトマトの収量に及ぼす影響. In: 日本農業気象学会2008年度全国大会講演要旨. 下関. 3月20日-21日. 57. 2008.
• 浜本 浩, 山崎敬亮. 早朝群落内補光用の蛍光灯を縦置きと横置きにした場合の3段取りトマトの収量比較. In: 日本農業気象学会2009年度全国大会講演要旨. 郡山, 福島. 3月25日-27日. 91. 2009.

タイトルに関連する用語 (8件)： 段取り ,  トマト ,  栽培 ,  群落 ,  補光 ,  時間帯 ,  収量 ,  経済