抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
他者の視線は選好判断に影響を及ぼすことが知られている。本研究では,他者の人数とその視線方向が選好判断に及ぼす影響について検討した。刺激の呈示位置または逆方向に視線が動く1人の顔写真と,視線が繰り返し対呈示され,毎回異なる人物が呈示される条件(複数人物条件)と全て同じ人物が呈示される条件(単一人物条件)が設けられた。その結果,視線が向けられた刺激に関しては,その人数は選好判断に影響を及ぼさなかったが,女性参加者において複数の人物から視線が逸らされた刺激を避ける傾向が見られた。これは,複数の人物から視線を逸らされることが,その刺激が有益ではなく,魅力的でないことを示す手掛かりとして選好判断に利用されたことを示唆している。(著者抄録)