抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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企業が非正規雇用を利用する戦略的理由を検討することを課題として,派遣労働者を含む非正規雇用を企業が利用する戦略的要因を検討し,企業の取るべき責務と戦略的硬化を明らかにしている。特に,電気・電子機器や自動車産業などの組立型産業での責務と戦略的硬化をどのように評価するかについて述べている。製造派遣労働の利用は,労働コスト抑制を基本要因としているが,直接の利用は,生産量の増減に対する雇用調整要因にあるとして,生産量の短期的増減を安定させ,平準化させる経営戦略のユニット工場構想について述べている。一斉売り出しによる期間限定の販売機会を創出する戦略として,雇用量と資材調達量の柔軟さが条件となり,製造派遣労働などの非正規雇用の利用は不可欠になると述べている。労働コスト抑制も雇用調整要因も企業が生き残る不可欠の条件であるが,雇用調整要因として成果を得るためには,派遣先の利用企業の製造戦略を明確にすることが前提であると述べている。