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J-GLOBAL ID：201002228631357613   整理番号：10A0782713

T細胞系統の生成における本質的な発生上のチェックポイント

An Essential Developmental Checkpoint for Production of the T Cell Lineage

著者 (10件)： IKAWA Tomokatsu (RIKEN, Yokohama, JPN) ,  HIROSE Satoshi (Niigata Univ., Niigata, JPN) ,  MASUDA Kyoko (RIKEN, Yokohama, JPN) ,  KAKUGAWA Kiyokazu (RIKEN, Yokohama, JPN) ,  SATOH Rumi (RIKEN, Yokohama, JPN) ,  SHIBANO-SATOH Asako (RIKEN, Yokohama, JPN) ,  KOMINAMI Ryo (Niigata Univ., Niigata, JPN) ,  KATSURA Yoshimoto (RIKEN, Yokohama, JPN) ,  KATSURA Yoshimoto (Nihon Univ. School of Medicine, Tokyo, JPN) ,  KAWAMOTO Hiroshi (RIKEN, Yokohama, JPN)
資料名： Science  (Science)
巻： 329  号： 5987  ページ： 93-96  発行年： 2010年07月02日 
JST資料番号： E0078A  ISSN： 0036-8075  CODEN： SCIEA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 造血前駆細胞がT細胞に分化する機構をマウスで調べた。造血前駆細胞をインターロイキン7(IL-7)を含む溶媒中で不動性のNotchリガンドのDLL4蛋白質上で培養すると,T細胞系統への分化が停止した。分化の停止した細胞は,非T細胞性の能力を維持したままで自己再生サイクルに入った。IL-7濃度の低下はT細胞系統への分化を誘導した。転写因子Bcl11b欠損マウスの胸腺細胞でも,同様の造血前駆細胞の分化停止と自己再生サイクルの開始が生じた。今回,T細胞発生の最も早期のチェックポイントを同定し,T細胞系統への分化にはBcl11bが必要である事を示した。

シソーラス用語： マウス ,  細胞 ,  *インターロイキン7 ,  細胞分化 ,  *転写因子 ,  タンパク質 ,  胸腺細胞 ,  マクロファージ ,  フローサイトメトリー ,  遺伝子発現 ,  *T細胞
準シソーラス用語： *Tリンパ球 ,  *Bcl11b ,  Dll4蛋白質 ,  造血前駆細胞

分類 (3件)： 細胞生理一般  (EF02010S) ,  発生と分化  (EJ16020W) ,  生物学的機能  (EB03040U)

タイトルに関連する用語 (3件)： T細胞 ,  系統 ,  チェックポイント