抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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平成7年1月に発生した兵庫県南部地震は,阪神都市圏で発生した都市直下型地震であった。この地震により,多くのがけ崩れ,地すべりが発生して,ライフライン,鉄道,道路,港湾等の公共施設が壊滅的な被害を受け,死者が6434名にのぼった。本稿では,震災から15年が経過した現在,数多くの対策事業の中から代表的な取組について紹介した。兵庫県では,被災後に震災復興計画を策定し,種々のハード対策やソフト対策を実施してきた。現在は,ハード対策中心のフェーズからソフト対策に重点を置くフェーズに移行しているが,戦略ビジョンに位置づけられた人間中心の「参画と協働」の精神が芽生え,定着し始めている。特徴的な事業として,1)仁川百合野町地区地すべり対策,2)民間宅地擁壁復旧事業,3)六甲山系グリーンベルト整備事業などを取りあげて紹介した。