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J-GLOBAL ID：201002228823734585   整理番号：10A0364264

構成要素の高性能化が蒸気圧縮式空調機の運転特性に及ぼす影響の総合的評価-ら旋溝付管が性能に及ぼす影響-

Comprehensive Assessment of Influence of Enhanced Component in Vapor Compression Air Conditioning System on Performance-Influence of Grooved Tube-

著者 (3件)： 四宮徳章 (大阪市大 大学院工学研究科) ,  西村伸也 (大阪市大 大学院工学研究科) ,  伊與田浩志 (大阪市大 大学院工学研究科)
資料名： 日本冷凍空調学会論文集  (Transactions of the Japan Society of Refrigerating and Air Conditioning Engineers)
巻： 27  号： 1  ページ： 11-20  発行年： 2010年03月31日 
JST資料番号： X0662A  ISSN： 1344-4905  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 既報の空調機実運転特性予測モデルを改良し,ら旋溝付管の採用による室内・室外熱交換器の高性能化が空調システム性能に及ぼす影響を理論的に調べた。はじめに蒸気圧縮式空冷空調機を構成する圧縮機,凝縮器,膨張弁およびそれらを結ぶ配管のモデルを概説した。ついでら旋溝付管を採用した空調機実運転特性予測モデルを構築した。さらに冷媒流れ方向の冷媒温度分布の計算結果と実験結果を比較して予測モデルを検証した。その結果,以下の知見を得た。1)モデルは5%以下の誤差でCOPを予測できる。2)凝縮器ではら旋溝付管の管内熱伝達率は最大で平滑管の2.6倍だが,冷房負荷増大につれて低下した。3)蒸発器では管内熱伝達率が最大で平滑管の2.3倍程度向上した。4)圧力損失は1.2~1.4倍になったが最大18kPaに留まった。5)COPは6~16%向上して0.5~0.6に達した。

シソーラス用語： ヒートポンプ ,  *空気調和装置 ,  *熱交換器 ,  *伝熱管 ,  予測モデル ,  計算機シミュレーション ,  熱伝達率 ,  圧力損失 ,  成績係数 ,  代替フロン
準シソーラス用語： *ら旋溝付管 ,  運転特性 ,  性能予測

分類 (1件)： 空気調和装置一般  (PC02010U)

物質索引 (1件)： R-410A

引用文献 (33件)：

• 1)The Society of Heating, Air-Conditioning and Sanitary Engineers of Japan Kinki Branch : Investigation report on actual energy consumption of buildings in Kansai area, pp. 6-10, (1997). (in Japanese)
• 2)S. Kametani, M. Mizuno and Y. Shimoda : Trans. SHASE, 140, pp. 13-21 (2008). (in Japanese)
• 3)A. Miyara, Y. Otsubo, S. Ohtsuka and Y. Mizuta : Int. J. Refrig., 26, pp. 417-424 (2003).
• 4)S. Koyama and Yu J. : Proceedings of 1996 JAR Annual Conference, pp. 173-176(1996). (in Japanese)
• 5)M. Goto, N. Inoue and R. Yonemoto : Int. J. Refrig., 26, pp. 410-416 (2003).

タイトルに関連する用語 (6件)： 構成要素 ,  高性能化 ,  蒸気圧縮 ,  空調機 ,  評価 ,  ら旋溝