抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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21世紀に入り,組織体の情報セキュリティ管理と個人のプライバシー保護と間で,これまでとは大きく異なるタイプの問題が次々と発生し,政府・企業・個人は,それぞれ,新しい事態に困惑しその対応に苦慮している。これらは,IT革命(デジタル革命)と政治・経済・社会のグローバル化とが結びついた大変革によってもたらされたものである。この新しい問題に適切に対処するためには,それぞれの領域で生起している問題について実態把握を行い,全体像を明らかにすることが,なによりも重要となる。本研究では,監視社会という視点から,個人(国民,従業員,消費者)と組織体(国家,公企業・私企業)のそれぞれのレベル間で発生している組織体の情報セキュリティ管理と個人のプライバシー保護との相克について実態を把握・整理すると共に,特に新しいタイプの問題について事例を取り上げ,問題解決に役立つヒントを提供しようとするものである。(著者抄録)