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J-GLOBAL ID:201002229271880162   整理番号:10A0488906

パラジウムメッキ鉄を含浸した活性化炭素に対するPCB(2-chlorobiphenyl)の反応性に及ぼす反応環境の影響

Effect of reaction environments on the reactivity of PCB (2-chlorobiphenyl) over activated carbon impregnated with palladized iron
著者 (2件):
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巻: 179  号: 1-3  ページ: 869-874  発行年: 2010年07月15日 
JST資料番号: B0362A  ISSN: 0304-3894  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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ポリ塩化ビフェニル(PCB)を処理するためにパラジウムメッキ鉄のナノ粒子を含浸した反応性活性炭(Reactive activated carbon:RAC)を開発した。この研究では,吸着反応に媒介された脱塩素化に対し,さまざまな反応環境がどう影響するのかを,RAC系内の2-クロロビフェニル(2-CIBP)を使って実際に評価した。その結果を,PCB汚染された地域の修復にRAC系を実地適用する問題と関連づけて議論した。2-CIBPのRAC上への吸着事象は全体性能に対して,質量比2-CIBP/RACを1.0×10-4以下に抑えるという制約条件を課した(これ以上の値では,RACに吸着される2-CIBPの脱塩素化は反応速度律速の過程になる)。酸性および塩基性条件は,2-CIBP吸着と鉄の安定性にとって有害で,それに対して中性pHでは,2-CIBPは吸着促進による最高度の脱塩素化を呈し,また金属浸出も無視できる程度であった。天然有機物質(NOM)の共存は2-CIBPの液相中NOMへの部分的分配の要因となり,2-CIBPのRAC上の吸着はそのため多少阻害され,かたやNOM自体もまたRAC上に吸着する傾向があるので,NOMに吸収された2-CIBPは,その分脱塩素化反応に利用されなかった。一般的なアニオンは2-CIBPの吸着を減速するが,吸着された2-CIBPはほとんど同時に脱塩素化された。炭酸塩化学種の2-CIBP吸着に対する強い抑制作用とか,亜硫酸塩の2-CIBP脱塩素化に対する好ましからざる影響などいくつかの例外も存在した。実際に2-CIBPを堆積浮遊物に圧砕処理した結果からは,RACの反応性はその場所その場所で異なることがわかった。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
下水,廃水の物理的処理  ,  下水,廃水の化学的処理  ,  その他の汚染原因物質 

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