抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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新しく発見された植物ホルモンであるストリゴラクトンは分枝を制御している。本概説ではストリゴラクトンの発見の経緯やその役割について解説を行なっている。まず,分枝に異常を持つ多くの変異体がCarotenoid Cleavage Dioxigenase7(CCD7)とCCD8と関連があることが明らかとなり,分枝形成に関わる因子がカロテノイドの誘導体であると示唆されたことが紹介された。さらに,接木による解析や多重変異体の解析などからストリゴラクトンの合成,移動,修飾,下流経路のどの段階に位置づけられるのかが解析され,最終的にストリゴラクトンそのものが同定されたことが解説された。さらに,ストリゴラクトンとオーキシンの相互作用についての最新の知見が紹介された。本概説から,新しく発見されたストリゴラクトンについての知見が整理され,さらにストリゴラクトン研究の今後の展望についても示された。