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J-GLOBAL ID：201002229546965287   整理番号：10A0238708

滑り速度と垂直負荷がナノ結晶Alベース複合材料のトライボロジー挙動に及ぼす効果

Effects of sliding velocity and normal load on the tribological behavior of a nanocrystalline Al based composite

著者 (3件)： LIU Yanqiang (Shenyang National Lab. for Materials Sci., Inst. of Metal Res., Chinese Acad. of Sciences, 72 Wenhua Road, Shenyang ...) ,  HAN Zhong (Shenyang National Lab. for Materials Sci., Inst. of Metal Res., Chinese Acad. of Sciences, 72 Wenhua Road, Shenyang ...) ,  CONG Hongtao (Shenyang National Lab. for Materials Sci., Inst. of Metal Res., Chinese Acad. of Sciences, 72 Wenhua Road, Shenyang ...)
資料名： Wear  (Wear)
巻： 268  号： 7-8  ページ： 976-983  発行年： 2010年03月09日 
JST資料番号： E0377A  ISSN： 0043-1648  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 強化された機械的性質を有した39vol.%-AlNナノ粒子を含有するナノ結晶Alベース複合材料を,種々の条件下での摩擦と摩耗の特性づけに供した。次項の興味あるトライボロジー現象を見出した。1)全ての滑り速度と垂直負荷において,酸素リッチ-トライボ層が形成された,2)その現象は,この複合材料のトライボロジー挙動を,大幅に制御しているようである。この複合材料の摩擦係数は,滑り速度の増加に伴って増加し,一方,摩耗率は,双曲線傾向を示しながら低減する。より高い速度での優れた摩耗抵抗は,摩耗表面上の厚いトライボ層被覆及び強化されたトライボ酸化のためであると考えられた。5~25Nの負荷領域において,適用負荷の増加は,摩擦係数の定常的な低減及び摩耗率の軽い変動へと誘導する。この領域において,トライボ層は,摩耗表面上の最も重要な特性であり,その摩耗は,主として,トライボ層内の剥離によって発生している。一方,負荷の35Nまでの増加の時には,摩擦係数と摩耗率は,厳しい摩耗を示しながら,高い値まで急激に増加する。この負荷においては,トライボ層のみが,摩耗痕跡の小さな部分的領域を覆い,また,トライボ層下の複合材料の内部に,剥離が発生する。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *複合材料 ,  *摩耗特性 ,  *トライボロジー ,  アルミニウム ,  ナノ結晶 ,  金属組織 ,  マトリックス【母体】 ,  酸化膜 ,  層間剥離 ,  耐摩耗性 ,  摩耗率 ,  摩擦係数 ,  滑り速度 ,  速度依存性 ,  鉛直荷重 ,  摩擦試験 ,  摩耗試験 ,  電子顕微鏡観察 ,  *金属基複合材料
準シソーラス用語： 荷重依存性 ,  *金属ベース複合材料 ,  *摩擦特性 ,  摩耗痕跡

分類 (3件)： 機械的性質  (WB02030U) ,  潤滑一般  (QB02010S) ,  金属の機械的性質  (BL01022T)

タイトルに関連する用語 (6件)： 滑り速度 ,  垂直 ,  ナノ結晶 ,  Al ,  複合材料 ,  トライボロジー挙動