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J-GLOBAL ID:201002229725213670   整理番号:10A0421428

pHおよび脂質鎖不整合の関数としてのホスファチジルコリン-ホスファチジン酸剛性ベシクルにおける膜不均一性および融合性

Membrane Heterogeneities and Fusogenicity in Phosphatidylcholine-Phosphatidic Acid Rigid Vesicles as a Function of pH and Lipid Chain Mismatch
著者 (2件):
資料名:
巻: 26  号:ページ: 1666-1673  発行年: 2010年02月02日 
JST資料番号: A0231B  ISSN: 0743-7463  CODEN: LANGD5  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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ベシクル膜の融合に対する,pHに依存する脂質不均一性の効果を研究した。脂質二分子層としてホスファチジルコリン(DPPC,DSPC)およびホスファチジン酸(DPPA,DSPA)の等モル脂質対を用いた。膜のpHとPCおよびPAのアルキル組成を変化させ,これらのベシクル凝集/融合/リリースへの影響を調べた。pHの低下は,プロトン化したPAを増大させて不均一性を形成し,相境界における分子充填欠陥をもたらした。膜の疎水性領域内の相境界は,脂質アルキル基の流動性と脂質対のアルキル組成の一致/不一致の影響を受けた。凝集体サイズは,pHの低下とともにアルキル組成とは無関係に増大した。一方,脂質混合の初期速度はpHに比例し,また膜の疎水性に比例して増大した。見かけの脂質混合速度定数はアルキル組成の異なる脂質対で大きかった。コレステロールの添加はベシクル凝集に影響しなかったが,アルキル組成の一致/不一致を含む三つの組合せにおいて凝集速度の減少と融合性の反転が起こった。分子充填欠陥を持つ膜相境界は付着点として作用し,ベシクルの接触によりベシクル間脂質交換と混合により融合が起こるという現象論的モデルを提案した。このような不均一二分子層リポソームによる薬剤カプセルは,エンドソーム膜との融合による治療効果を促進する可能性を持つことを述べた。
シソーラス用語:
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分類 (2件):
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コロイド化学一般  ,  脂質一般 
物質索引 (5件):
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