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J-GLOBAL ID:201002229799549743   整理番号:10A0879950

タイにおける生活排水の特徴および家庭における「ソフトな対策」の汚濁負荷排出量削減に及ぼす影響

Municipal wastewater characteristics in Thailand and effects of ′′soft intervention′′ measures in households on pollutant discharge reduction
著者 (5件):
資料名:
巻: 62  号:ページ: 231-244  発行年: 2010年 
JST資料番号: A0070A  ISSN: 0273-1223  CODEN: WSTED4  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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ミレニアム開発目標(MDGs)の衛生分野の指標が大きい途上国では、下水処理・生活排水処理システムの汚濁物質処理率を考えることが必要である。本論文では、基本的なデータセットとすることを目的として、タイにおける1人あたり汚濁物質発生量(PGCs)、1人あたり物質汚濁排出量(PDCs)の算定を行った。し尿(トイレ排水、black water)のPDCsは、PGCsに比べてかなり小さいことがわかった。しかしながら、雑排水(gray water)のPDCsの値は比較的大きかった。雑排水は無処理で排出されることが多く、環境水の水質悪化の原因となっている。台所でのろ紙、ネットの利用等の家庭で行うことができる汚濁負荷排出量削減対策である「ソフトな対策」による汚濁負荷排出量削減率は、BOD5が39%、ケルダール窒素(TKN)が21%、燐酸態リン(PO4-P)が34%と試算された。ソフトな対策に類似の対策としては、下水管閉塞防止のための食用油の排出削減対策等が英米で行われている。試算には、用途ごとの汚濁物質排出量とソフトな対策による汚濁負荷排出率を表形式に整理した生活排水の環境家計簿(EAH)を用いた。本研究のソフトな対策による汚濁負荷排出量削減についての汚濁負荷量算定の枠組みは、特に下水・生活排水処理システムを計画・建設中の地域の下水・生活排水管理を向上するであろう。
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分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
下水道工学,廃水処理一般 

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