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J-GLOBAL ID：201002229912474194   整理番号：10A0470702

Saccharomyces cerevisiaeにおいてカルシニューリン/Crz1は核内でCa²⁺に応答してMsn2およびMsn4を不安定化する

Calcineurin/Crz1 destabilizes Msn2 and Msn4 in the nucleus in response to Ca²⁺ in Saccharomyces cerevisiae

著者 (6件)： TAKATSUME Yoshifumi (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  OHDATE Takumi (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  MAETA Kazuhiro (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  NOMURA Wataru (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  IZAWA Shingo (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  INOUE Yoshiharu (Kyoto Univ., Kyoto, JPN)
資料名： Biochemical Journal  (Biochemical Journal)
巻： 427  号： 2  ページ： 275-287  発行年： 2010年04月15日 
JST資料番号： B0205A  ISSN： 0264-6021  CODEN： BIJOAK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： メチルグリオキサール(MG)は解糖系で生産される代謝産物であるが,細胞毒性が指摘されている。MGの生理的な役割を調べるため,酵母においてグリオキサラーゼ1遺伝子(GLO1)発現との関連を解析した。酵母を塩化カルシウムで処理するとGLO1 mRNAはCa²⁺依存的に上昇し,その発現はMAPKファミリーであるHog1活性およびMsn2/Msn4転写因子に依存し,カルシニューリン/Crz1の阻害剤(FK506)の存在により促進された。塩化カルシウム処理酵母ではMsn2/Msn4蛋白質は徐々に減少するが,FK506によりその減少は阻止された。Crz1は核内でCa²⁺に応答してMsn2およびMsn4を不安定化し,MGはシグナルイニシエーターとして機能することを示唆した。

シソーラス用語： Saccharomyces cerevisiae ,  代謝産物 ,  *解糖系 ,  グリオキサラーゼI ,  欠失突然変異 ,  *カルシニューリン ,  *転写因子 ,  *MAPキナーゼ ,  細胞情報伝達 ,  細胞毒性 ,  カルシウム ,  エーテル ,  ケトン ,  大環状化合物 ,  窒素複素環化合物 ,  酸素複素環化合物 ,  架橋化合物 ,  アリル化合物 ,  脂環式アルコール ,  脂肪族アルデヒド ,  脂肪族ケトン
準シソーラス用語： *Crz1 ,  Hog1 ,  Msn2 ,  Msn4

分類 (1件)： 代謝と栄養  (EG03054K)

物質索引 (2件)： FK506 ,  メチルグリオキサール

タイトルに関連する用語 (4件)： Saccharomyces ,  カルシニューリン ,  核 ,  応答