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J-GLOBAL ID:201002229939343458   整理番号:10A0536190

高分子ナノ技術 イタコン酸モノメチルをグラフトしたポリメチルシロキサンによって誘起されるCaCO3の結晶成長

Crystal growth of CaCO3 induced by monomethylitaconate grafted polymethylsiloxane
著者 (7件):
資料名:
巻: 46  号:ページ: 1184-1193  発行年: 2010年06月 
JST資料番号: B0690A  ISSN: 0014-3057  CODEN: EUPJA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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本報では,新規なイタコン酸モノメチルをグラフトしたポリメチルシロキサン(CO2-PMS)の調製と,それをCaCO3の結晶成長場の型としての効果を報告した。In vitro実験でCaCO3の結晶化を検討したが,具体的には室温,各種pHでのガス拡散を24時間行う方法によった。CO2-PMSは,カチオン開環重合によるポリジメチルシロキサン-co-メチルヒドロゲンシロキサン(PDMS-co-PHMS)から,イタコン酸モノメチル(MMI)とのヒドロシルル化を白金錯体を触媒に用いて実施して合成した。FTIRから,提案した型の構造が認められ,ヒドロシリル化は完全に行われていた。各種pH値下の実験結果では,SEM解析から,CO2-PMSにはカルボキシルが認められCaCO3の核形成,結晶成長が示された。SEM観察によると,成長した結晶は,pH7~9では単一切断面型(約5μm),pH10~11では累積型(約20μm),そしてpH12ではドーナツ型結晶の形態を示した。これらのモルホロジーの変化は,ポリマ中のカルボキシル基と,CaCO3粒子上に吸着されたCO2-PMSとCa2+イオンの静電相互作用を反映している。EDS分析から結晶表面にはSi原子の存在が確認された。XRD解析から,結晶形にはただ二つの形態が認められた:カルサイト及びバテライトの二つで,CaCO3の多形の姿を表わすものである。結論として,本グラフト共重合体の利用は,ポリマが制御する結晶化のための良好な代替物となってバイオミネラリゼーション工程を理解し,新しい材料を設計するための有用な手段を提供するものである。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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医用素材  ,  その他の高分子の反応 
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